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混迷の漂流国家ニッポン。政治の理想を追求すべく"新党ひとり"をバーチャル立党。それが『未来党(The Next Generation's Party)』。

高速道路無料化について考える [政治]

民主党が公約に掲げている「高速道路無料化」
これについて、私個人としては、「条件つきで賛成」という立場です。

仕事やレジャーで高速道路を使うことが多いので、その一利用者の立場からすると、確かに無料化は有り難いし、人・モノ・金を循環させるにあたり、物流・観光など恩恵を受けるメリットは多々あるのは事実でありましょう。

しかし、もし全路線が完全無料化になった場合のデメリットというものを考慮すると、もう少し真剣に議論した方が良いと思うのです。

財政的な問題については、経済評論家など頭の良い方々が論じていますので、私としては主として利用者目線での問題提起をさせて頂きたい。渋滞についての議論は既にいろいろされているようなので、今回は割愛させて頂きます。

<1>走行マナー悪化の懸念
高速道路を走行していると、マナーが極端に悪い車に遭遇したことありませんか?
明らかにレース感覚で競っている車。3車線あるにもかかわらず、一番右の追い越し車線を80キロでノロノロ走行している車・・・。

さらに私自身は幸い遭遇したことはありませんが、たまに高速を逆走する車がニュースや新聞で報じられることがありますね。現行でもそうなのですから、誰でもタダで乗れるとなったら、従来高速に乗らなかった人が利用するようになりますね。マナーはおろか技術や安全意識が希薄な車が増えたら、高速道路は実にデンジャラスなラインと化してしまう可能性があります。

スーパーやコンビニでブレーキとアクセルを間違えた・・・と言って店舗に突っ込んだり、立体駐車場から転落、という事故が後を断ちません。

もちろん、そんなことは一般道でも言えることじゃないか、という声もあろうと思います。
それは確かにその通りです。

ただ、決定的に異なるのは走行スピードなのです。
一般道では法定速度は50キロ前後ですし、実際の走行スピードもそのくらいだと思います。カーナビの演算設定でもデフォルトだとそのくらいでしょう。

しかし、高速道路はその名の通り、一般道より速いわけです。
法定速度は80キロでしたでしょうか。
でも、渋滞とかでもなければそんな速度で走っている車はあまりいませんね。
現実としては、だいたい100~120キロで走行していて、それより速く走る車も珍しくはありません。

そうした一般道の倍以上のスピードの世界で起こる事故というのは、凄まじいものがあります。
こうした危険と隣合わせの中に、マナー・技術・安全意識の低い方々が、近所のスーパーに行く感覚で大挙して押し寄せてくることに非常な不安感を覚えるのです。

あと、当たり前のことなので、深くは言及しませんが、タダとなれば走り屋、珍走団の方々も大群で乗ってくるのは目にみえています。とくに週末は危険です。

<2>SA・PA安全性低下の懸念
高速で遠出する際、渋滞を避けるために深夜出発する方もいらっしゃると思います。
かく言う私もその一人です。
東名の海老名SAなどは深夜でもかなりの車が停車しています。
それでも、深夜となればメインのレストランは閉まっていて、出店も閉まっています。昼間に比べればかなり静かな状況です。
さらにPAともなれば、もともと自販機ぐらいしかないところが殆どですから、SAに比べてかなり寂しい感じです。

もし、こうした中に珍走団の方々がいたらどうしますか?
彼らの集会は車・バイク合わせてかなりの台数でやってきます。
たとえば、薄暗いPAにならず者がひしめいていて、その中で女性がトイレに行ったとしたら、無事に戻ってこれない可能性があることは想像に難くないでしょう。
それ以外にも強盗も多発する可能性もあります。

いま、ワールドカップが開催されている南アフリカのような状態ですね。
当初から南アの殺人・レイプ件数が異常に高いということが言われていました。
現実に、テレビ各局は華であるはずの女子アナをどこも送り込んでいませんね。
そういうことです。
実際に、きちんとしたホテルに宿泊している報道陣や旅行客に被害が出ています。

もちろん、SA・PAにおいて現状でもそうした危険性はゼロではないし、利用者側も一定の警戒は必要です。
しかし、基本的に安全である場所がみすみす無法地帯になるのは看過できません。

こうした問題はどう対処するのでしょうか?
議論はされているのでしょうか?
深夜はPAを閉鎖するのでしょうか?でも法的に無理かも知れないし、利便性も著しく低下します。
監視カメラを設置するという案も出そうですが、最悪、お金は稼げば良いし、クレジットカードもすぐ停止すれば良いでしょう。しかし、強盗はともかく、殺人・レイプは起きてからでは遅いのです。

となると、犯罪の抑止力が必要となってきます。
各SA・PAに交番設置でしょうか。人件費がかかりそうですが、コンビニ設置したぐらいでは防げないかも知れません。というか、そのコンビニが標的になりそうですし・・・。


以上、私が最も懸念する2点を挙げてみました。
私は元来心配性の気があるので、少し極端な想像をしたかも知れませんが、単純に無料化すれば、こうした傾向が出てくるというのは断言しても良いです。
常に最悪のことを想定し、現実に対策可能な範囲で対処するよう努めることが大事なのです。

これらを前提とし、私としては料金体系についても以下のように提案したいと思います。
コンセプトとして、携帯のパケット料金体系がモデルとなっている、と言えば分かりやすいでしょう。

(1)無料化にあたり、対象車はETC搭載車とし、車種別に年間契約料を支払うものとする。
    たとえば普通車:20,000円/年、軽自動車:10,000円/年・・・など(定額制)。
    ETC非搭載車は別途定められた距離別料金を支払うものとする(従量制)。
    また、ETC搭載車であっても、年額払いではなく従量制料金も選択可。
    (この場合、深夜・早朝割など種々の割引制度が適用可)

(2)上記の定額制対象車について大都市圏・都市/首都高速をのぞいて全線無料化とする。
    ただし、対象外区間についても深夜割など別途実施。

少し分かりにくいかも知れませんが、まずせっかくETCという便利なシステムを国費(税金ですね)を投じてインフラ整備してきたので、このデバイスを利用しなくなるのはもったいない。ドライバーも費用を負担して自車に設置してきた経緯があるので、政権が変わったらポイでは国民をナメてるとしか思えません。積極的に活用する方向で検討して頂きたい、という思いがあります。

ETCカードは基本的にクレジットカード契約と同じなので、こうした契約をきちんとできる層というところで、まず第一段階のふるいにかける意味あいがあります。走り屋はともかく、珍走団の大部分は防げるかも知れません。
さらに、完全にタダではなく、頻繁に利用する方には会員費をちょっとだけ負担して頂く、というところで第二段階のふるいですね。つまり、少々お金出しても高速にバンバン乗りたいと思うか、利用度が低いからいいや・・・と思うかです。ここで、"近所に買い物"レベルの方は脱落する可能性が高いです。

まぁ、財政的な試算などしてませんから、上記の「会員費」が妥当かどうか分かりませんが、個人的には格安だと思うので、もう少し高くても良いかも知れません。
いまみなさんはネットを利用していますが、光回線だとすれば定額で、だいたい4000円/月支払っていると思います。年額だと48,000円/年ですね。まぁ、これ自体私はまだ高いと思うのですが、ネットでこれだけお金かけて、さらに携帯料金も合わせると、資産としては残らない通信手段の維持費だけで年間かなりの私財を投じていることになるわけです。

これに比べれば、かなり格安だと思います。
普通車であれば月に2000円分も走れば充分元は取れます。
ネットも便利なものですが、様々な地方へ実際に出掛けて、おいしいものを食べたり、豊かな自然で癒されたり、温泉を満喫したり・・・。バーチャルもいいですが、リアルも素晴らしいですよ、と。

また、本当の意味で完全無料化にされれば、SA・PAの治安が悪くなろうが、多少道路が痛んだままであろうが、ハイパー渋滞が起きようが、「タダで使わせてやっているのだから文句言うな」という態度で国から突き放されるかも知れませんが、「会員費」という形で多少でも費用負担していれば、「定められた料金をきちんと支払っている顧客に対しては誠実に対応すべきだ」と利用者側も強く言えるわけです。
ですから、いざという時の「権利の担保」として、多少の金額は負担した方が賢い選択と言えると思うのです。

以上、長くなりましたが、高速道路無料化について、私なりの考え方を述べてみました。
普段あまり高速道路を利用しなさそうな世間ずれした政治家や官僚の方々が机上だけで考えるのではなく、トラックのドライバーなど実際の利用者から広く意見を聞いた上で、真剣かつ有益な議論をして下さることを切に願います。

最後についでながら言わせて頂くと、現在民主党が予定している高速道路無料化の実験路線
細切れかつ渋滞レス路線がチョイスされていて、いったい何を実験したいんだか意味不明。
本来であれば、基本的に全路線で実施しないと、本当の意味での社会実験にはならないし、経済効果も絵に描いた餅のままで終わるでしょう。
実験と書いて「票取り」と読むのでしょうか。
結局は地方のご機嫌取りなのでしょうか。
まあ所詮「実験」ですから、いつやめても支障なさそうな路線でもあるということなのでしょう。
「我々は頑張りました。けど無理でした」というエクスキューズに使われそうな予感がします。


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